2014年11月25日火曜日

はやぶさ2 打ち上げへ。


JAXA|宇宙航空研究開発機構

今週末の30日、種子島宇宙センターから、H2Aロケット26号機が打ち上げられます。搭載されるのは「はやぶさ2」。
2010年に帰還したはやぶさの後継機です。

【追記】
打ち上げは12月1日以降に延期しました。
http://www.jaxa.jp/press/2014/11/20141128_h2af26_j.html


今回は少し派手。小惑星上空で衝突装置を爆破させてクレーターを作り、その部分の砂を採取して地球へ帰還します。

2009年、技術実証機だったはやぶさが小惑星上空で消息を絶った頃からmixiなどに日記を残し始め、友人らを巻き込みながら応援してきました。
就活にも絡ませ、帰還LIVEも大学やSNSの友人らとSkypeを繋げて見ました。就活後には応募したエキストラも当選して映画にも出ることが出来ました。

当時は帰還時にあれほど感動させられるとは思ってなかったですが、はやぶさと出会い、追いかける事が次の何かに繋がるとは信じてました。それは思っていた以上に、全てに結びつく大きなきっかけとなりました。

そして今回、打ち上げのパブリックビューイングに当選しました。

前回相模原キャンパスへ行ったのは、「はやぶさ 遥かなる帰還」のエキストラ出演の時です。種子島で直接勇姿を見ることは出来ませんが、はやぶさが生まれた神奈川県、JAXA相模原キャンパスから応援したいと思います。

天気の予想が少し微妙。打ち上げが延期されれば久しぶりの相模原を楽しもうと思います。
ライブ中継もいくつかのサイトや場所であるので是非見てください。
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/hayabusa2_live.html

ミッション概要としては

2014年11月30日 種子島より打ち上げ
2015年12月 地球スイングバイ
2018年 夏 小惑星「1999 JU3」到着/サンプル採取
2020年 地球帰還

トラブルが起きなければこのスケジュール。
ターゲットマーカーにも帰還カプセルにも自分の名前が載ってるので、無事帰って来て欲しいです。

尚、前回は投下に失敗した探査機ミネルバですが、今回のミネルバ2は3機。はやぶさ2本体を撮影したり、インパクタの爆破による振動計測などを行う予定です。今回ば着地出来ますように!

本来、はやぶさ自身は大気圏への突入はせず、地球に帰還カプセルを放った後で再度小惑星探査へ向かう予定でした。しかし、それは叶わず。数え切れない程のドラマの後、鮮やかに輝いて消えて行きました。
今回目指すのはドラマのない旅です。はやぶさが確立させた確実な技術でサンプルリターンを行い、大気圏には飛び込まず、再び探査へ向かってくれる事を願います。


2020年にはJAXAが火星探査機の打ち上げも目指しています。のぞみが実現出来なかった火星軌道への投入とローバーでの探査を計画中。

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宇宙へ行くのって、時間がかかる。通信ですら時間に差がある。
だから、何か結果が出たり事態が変わった時に、必ず過去の何かを振り返る事になるはずです。
6年後、はやぶさ2が地球に帰る頃にはまたこの日記を見返すだろうし、その時って色んな事が変わってると思うんです。仕事が変わってるかもしれないし、うっかり結婚してたりするかもしれないし、相変わらずふらついてるかも知れない。

だけど、絶対にどこかで誰かと何かしてるはずだから、今のこの瞬間と思いを残す事が出来れば、それを振り返った自分に凄く大きな影響を与えられると思うんです。
ずっとそうしてきたから、「はやぶさ」に想いをくくりつけて、次に繋げられるような証拠と結果を残していきたいと思います。


はやぶさ日記 アーカイブ
その日、宇宙にいた。

遠く離れた時間と場所を繋げられるから、宇宙や惑星探査が好きなんだ。

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